Well-beingを高めるセルフケア「セルフコンパッション」

OMSA(職場のメンタルヘルス支援委員会)の村上です。


春、ゆらぐ季節ですね。
季節に加えて、私は、年齢的にもゆらぎの時を迎えています。
実は、身体が痛いのです。

もう2ヶ月も…。

首から膝までのあちこちの関節が痛く、鎮痛剤がないと生活がままならないほど、です。
検査では異常なく、今のところ原因不明、つまり年齢的な現象?
割とタフなほうだと思っていた私が、こんな身体になるとは戸惑っています。
このような身体になり、痛みがどれ程QOLを低下させるかということを知りました。
常に私の中にある痛みが、じわじわと私を消耗させます。
身体が弱ってくると、気持ちも落ち込んで、集中力もなくなってきます。
身をもって初めて分かることですね。
この痛みを自分の一部として受け入れて、どう付き合って行くのか…葛藤中です。


毎朝のずぼら瞑想を朝晩にしました。
音叉のヒーリングも再開してみました。
食生活も見直し中です。
もちろん「痛み」というネガティブな要素がなくなればいいのだけれど、そうも行かないらしい。
受け入れ難い自分の特徴とどう向き合い、付き合って行くか、というのは、誰にでも共通する普遍的な人生の課題のように思います。
生きづらさを感じて落ち込んでしまう時のセルフケアとして、とても有効なのがセルフコンパッションです。

セルフコンパッションは、「大切な人を慈しむように自分を慈しむこと」で、次の3つの要素から成ります。

  • マインドフルネス(あるがまま受け入れる)
  • 人としての共通性(自分だけじゃない、人間だもの、と考える)
  • 自分への思いやり(自分に優しい言葉がけをする)

私も、朝晩の瞑想や毎日の休憩時間にマインドフルネスであるがままを受け入れ、
「そんな時もあるよ、人間だもの」と、辛い思いをしている人とのつながりを感じ、
「こんなに痛いのによく頑張ってるね」と慰めようと思います。

セルフコンパッションが高いと、well-being(幸福度)が高いという研究結果があります。
今後、セルフケアとしてみなさんにセミナーを受けていただければと思っております。

人は皆、何らかの生きづらさを抱えながら生きているというのは、
例えば、発達障害や、そのグレーゾーンの方々も常に感じていることではないかと想像しました。
どんな人にもある人としての共通性なのだろうな。

OMSA理事
村上加代子 
 1級キャリアコンサルティング技能士
 公認心理師
 ポジティブ心理学コンサルタント

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