対人援助職の方は日々の業務に忙しく、一つの事例についてじっくりと取り組む時間が少ないかもしれません。特に相談者のキャリアや心理ケアにかかわる際には自身の対応に迷いや葛藤、不全感を抱えることもあるのではないでしょうか。近年産業保健分野では事例検討の大切さを重視する声が聞かれ、職能団体・学術団体でも様々な事例検討法の研修がなされています。
今回はカウンセリング理論であるパーソン・センタード・アプローチから生まれたPCAGIP(ピカジップ)という事例検討方法をご紹介し、皆さんと一緒に実際に行ってみようと思います。PCAGIPは少ない資料で、事例提供者が自ら主体的に事例を振り返り、参加者とのかかわりの中で元気になることを目指します。
集まっていただいた方とそういった場を一緒に作りたいと思っています。
<講師紹介>
宮澤道子(みやざわみちこ)
公認心理師/保健師/産業カウンセラー
6年間大学病院で看護師として勤務後、8年間中小企業の保健師として産業保健業務に従事。現在はEAPにて主にカウンセリングを担当し、日々の一つ一つの出会いの中で、関係性や自律性に着目したかかわりを大切にしている。また大学院にて人間性心理学の観点から働く人のセルフケアについての研究をしている。
開催日時
2023年12月27日(水)20:00~21:30
開催方法
オンライン(Zoom)
参加費
OMSA会員:無料
ACCN会員:500円
一般:1,000円
定員
12名
※参加者と実際に事例検討を行うため、定員を設けています。
申し込み
定員に達しましたので募集締め切りました。ありがとうございました。